昨日のアートセラピスト養成講座の午後はヴォイスの時間でした。
ダンスの時のように自由な姿勢で溜息を吐くことから始まり、だんだん声にしていきます。
姿勢や立つ位置を変えるだけで、自分の声の大きさや体のどこが響いているのかが変わってきます。
その後人の声に耳を傾けながら、少しずつお互いに心地の良い声を出していきます。
音楽をしっかり学んだ人ではなくても、相手と自分の声の混ざり具合をよく聞くことで会場の中には美しい倍音が聞こえていました。
その後は一人の人の声を受けて、答えたくなった人が自由に声を出してみました。
言葉がなくても声と節のようなものだけでコミュニケーションが成立していきます。
日本語、英語などの体系立った言語が存在しない頃は、このように声の調子や節回しで人は意思疎通をしていました。
今でもそのようにコミュニケーションを取っている民族もいます。
最後は1日を振り返って「私とは…?」をテーマに絵を描いてみました。
当スクールのアートセラピスト養成講座の中でも、ムーヴメントやヴォイスを扱う回はこれだけなので、受講された皆さんはとても新鮮かつ、いつもとは違った心の深みを見ていたような気がします。
シェアリングはとても深いものになりました。
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井上 亜美
一般社団法人日本イーブンハート協会 理事
声楽家、JEHA認定アートセラピスト
主に子育て支援・交流の場を担当。
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