まだまだしつこく水曜日のアートセラピスト養成講座の続きです。
グループでアートセラピーを続けていると示し合わせているわけではないのに、その場の人が同じような絵を描いたり、ストーリーがつながるような作品を作ることがあります。
水曜日のテーマは「今の感じ」「私とは」というテーマでの自由制作でしたが、作ったものから壮大なテーマが浮かび上がってきました。
クジラが神殿のようなところに向かって花を届けに行くところだそうです。
花はこのクジラが持っているものを渡せば完成なんだそう。
クジラも花も、クジラがかぶっている帽子もすべて「白」というところが印象的。
これから生まれ変わるのかもしれません。
あまり思い浮かばなくて…とおっしゃっていましたが、こんな大輪の花が咲いています。
ダンスにしても歌にしても絵や造形だって、表現というものは自分の中に無いものは作ることができません。
この方の中にはこんなどっしりとした大輪の花が咲いているのです。
あまり思い浮かばなくて…とおっしゃっていましたが、こんな大輪の花が咲いています。
混沌そのものを表現した作品。
左右対称にも見え、でもよく見ると違う。
私たちの体も左右対称のように見えますが、よく見てみると少しずつ違っています。
モナリザの微笑みが左右非対称なように、私たちも左右少しずつ違ってそれが美しさなのかもしれません。
こちらの作品は心地のよいベッドだそうです。
思わず小さくなってダイブしたくなるようなフワフワ感。
いつも周囲の人を気遣い、優しく包み込むような作者の人柄が現れています。
作品をすべて並べてみると
生まれたばかりのクジラが旅をしているように見えませんか?
左側の実体を持たない混沌の中から、次第に肉体を持ち、生まれたクジラが目指しているものは何でしょうか?
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井上 亜美
一般社団法人日本イーブンハート協会 理事
声楽家、JEHA認定アートセラピスト
主に子育て支援・交流の場を担当。
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