久しぶりになんだか気持ちが滅入っている。

自分の欲望にわがままになれ、という指南も時々耳にするけれど、

そして社会的に成功している人に、徹底的にナルシストで結局自分のことしか考えていない人も実際少なくはないと思うけれど、

また多分私は中途半端にわがままで、真からエゴイストになり切れないのは弱みの一つだとも思うけれど、

「自分だけの幸せ」なんか、やっぱり私はいらない。行くならみんなで一緒に行きたい。

この弱みが、いつの日か強みになる日は来るのだろうか?

歌の活動を始めても、同じく音楽をやっているあの人、この人を、一緒にどうやって日の当たるところに出そうか、誰かと一緒のステージに立っても、その人たちがより輝いて見える働きかけはできないかと、みんな自分でしっかり輝いているのだから、そんな考えはこちらの勝手でいらぬお世話とよくわかっているのに、ついついそんなことばかりが頭を巡る。

芸術を職業として営む人は、普通そういうことを考えるのだろうか?もしかしたら、それが私が芸術そのものを職業にできなかった理由なのだろうか?

セラピーは相手を生かすことがその意義の全てだ。「アーティスト」と「アートセラピスト」の、それが大きな違いだ。長年、そのどちらにも片足をかけて、私は結局どちらにも、徹し切れずにいる。

双方を私自身の中で融合させることがてきたら理想的なのだろうが…

未だ道半ばで、自己矛盾を抱えて、時々辛くなる。体調不良の原因はそこにあるのかも知れない。滞ったエネルギーを流動させようと、歌を再開したら、やっぱりそこにも新しい課題が山ほど待っていた。

ある時ふとアミちゃんが言った、「私たちに一番足りないのは自惚れなのかも知れない」と。

アミちゃんはともかく、私は「おいおい、ミサの婆さん、アンタ十分自惚れ屋だよ」とお笑いになる向きもおられましょうが…σ^_^;

本物の自惚れ屋は、そんなことを自戒しない、いや、きっと疑いもしないのだろう。

自惚れの振り切れ方が足りないのか、今のスタンスで間違っていないのか…何でも大事なことの答えは、きっと時間をかけないと出ないのだ。

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美沙落合

美沙落合

一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー