午前午後2コマ授業。交流分析アドバンスでは、二次構造分析で学んだことが、それぞれ自分の人生脚本にどう影響しているかを、ワークシートを使って検証する。それを通して、古い脚本から自由になって、私たちの「いまここ」のやり方で、主体的に生きる方法を考える。

午後のエンデの「モモ」に読む生き方講座は、今日はご欠席の方が数人あり、少人数で深いお話になった。
今日の講座で、講座の余談でありながら一番大きかったトピックは、人は欠点、短所、性格のおかしなところが、案外魅力となって人から好かれていることがよくあって、「私、ここがダメなんだよねえ」と本人が思っていることこそ、実は傍から見ると魅力になっている、ということ。お笑い芸人さんたちなどの例でも、ダメダメなところが人から愛される所以になっている人は多いように思う。

私だってきっとそうだ。想像するに、私の講座に心優しい良い人が沢山いらして下さるのは、私が「デキる」からじゃなくて、ダメダメなおかしい珍獣?(妖怪?)だから、ではないか?してみれば、私がこの仕事で命を繋いで来られたのは、このダメダメなおかしいところのおかげで、そのために毎日人様に感謝して過ごせている。まことに幸せな人生だ。

強み発見、を唱う講座は沢山あるけれど、それは本当は片手落ちで、弱みもまた資源の一つとして、もっと大事にして良いのではなかろうか?弱みやできないことがあるから、人の援助が受けられる。人と繋がれる。人から感謝される人生と、人から助けられて感謝する人生と、どちらが幸せかなんて本当のところわからない。

まちサポの短期集中講座に、車椅子の方がご参加下さった時、サポートをすることで、みんながその方のことを大好きになった。実はできないことがあるということが、人と繋がるための王道なのかも知れない。

The following two tabs change content below.
美沙落合

美沙落合

一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー